Study in Japan Global Network Project
日本留学海外拠点連携推進事業(ミャンマー)

事業概要

事業紹介

 岡山大学は、平成26年9月に文科省ミャンマー留学コーディネーター配置事業に採択されました。その背景には、軍政下の経済封鎖期間も含む、ミャンマーとの20年近くに及ぶ医学系での交流実績や、国立六大学(千葉、新潟、金沢、岡山、熊本、長崎大学)の二件のJICAプロジェクト(工学・医学)という実績がありましたし、またその国立六大学国際連携コンソーシアムという広い受け皿を活かして、オールジャパン体制を標榜したという事情もあります。

 半年間の実施初年度においては、平成26年12月に、ヤンゴン・マンダレーで本事業のキックオフ・セミナーおよび日本留学フェアを、また平成27年3月に東京で産官学コンソーシアム設置準備予備会合 を開催し、さらに同年2月からはヤンゴンにコーディネーター事務所を開設、3月からはミャンマー語に通じた専門家を留学コーディネーターとしてヤンゴンに派遣開始しました。

 本プロジェクトのスキームとしては、日本側では、ミャンマー人材育成に関心を有する産官学のネットワークを結成して奨学金制度を創設、日本の国費やミャンマー側の奨学生のみに限られず、私費留 学生の受入れ拡大に注力します。

 留学コーディネーター事業の主要任務は、岡山大学を含む国立六大学、さらにはコンソーシアムに加わる大学に対してオールジャパン体制で留学生の受け入れ促進に努め、5年後の日本全体の大学への 留学生数を、現在より倍増させ、1300人とすることです。短期交換学生等を含むと、2000人以上の受入れを目指すものとします。

 現在はプロジェクト二年目に入っており、留学コーディネーターが精力的に現地の教育機関等を回り、情報収集・ネットワーク化に奔走しており、そうした努力の結果、9月末に開催した日本留学フェ アの参加者は昨年の約700人から大きく増え、1000人以上が参加しました。

 国立六大学にはJICAの二プロジェクトを通じた留学生受入れが順調に進展している他、岡山大学には本プロジェクトを通じた第一期の国費留学生が10月に入学しています。