文部科学省令和3年度「国立大学経営改革促進事業」に採択 イノベーション・エコシステム構築に向けた大学収入構造改革を推進
2021年09月28日
本学の事業構想「イノベーション・エコシステム構築に向けた大学収入構造改革~医療分野へのリソース集中による社会課題の解決~」が8月30日、文部科学省令和3年度「国立大学改革強化推進補助金(国立大学経営改革促進事業)」における「大学間連携や産学連携の推進等による地域イノベーションの創出等に取り組む国立大学法人」の枠組みで採択されました。
本事業は、Society5.0及び新型コロナウイルス感染症危機克服後の新しい社会様式の中で国立大学があるべき未来像の実現に向け、国立大学の経営改革の実装を実現・加速し、国立大学のモデルとなり得る意欲的で先進的な取組に対し、文部科学省が支援するものです。
採択された本学事業構想案では、「ありたい未来を共に育み共に創る研究大学」をビジョンとし、大学の収入構造の改革のため、主として以下の事項に取り組むこととしています。
1.吉備中央町「スーパーシティ構想」(「国家戦略特区」申請中)への参画を通じた地域課題の解決と新たな産学連携体制の構築
2.強み分野である医療へのリソース集中による国内外企業との産学共創の加速とそれによる財源の多様化及び経営基盤の強化
3.学内機器共用化の促進及びERM(Enterprise Risk Management)※の全学展開によるイノベーション・マネジメント機能の更なる強化
本学は今後、全学的な実施体制を構築し、「国立大学イノベーション創出環境強化事業」など既に実施している事業との相乗効果の最大限の発揮を図りながら、本事業構想の実現に向けて取り組んでいきます。
本事業構想の事業概要、計画調書については以下を参照してください。
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/houjin/1418294_00002_01.htm
※統合的リスクマネジメント(ERM:Enterprise Risk Management)
全学的リスクマネジメントとも言う。大学が価値を創造し、維持し、実現するプロセスにおいて、リスクをマネジメントするためによりどころとする、戦略策定とパフォーマンス(実行)を統合したカルチャー、能力、実務を含めた枠組み。あるリスクをマネジメントするときに、部署によってマネジメント方法が異なる、部分最適でものごとを考えるのではなく、大学全体でどのようなマネジメントをするのが望ましいか(全体最適)でリスクをマネジメントすること。
【本件問い合わせ先】
研究協力部産学連携課
TEL:086-251-7756
E-mail:[email protected]