国立大学法人 岡山大学

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「ダイバーシティ農業による地域イノベーション共創拠点」構想がJST「共創の場形成支援プログラム地域共創分野育成型」に採択

2022年10月25日

 本学が代表機関となり、岡山県や株式会社システムズナカシマなどとともに提案した「ダイバーシティ農業による地域イノベーション共創拠点」構想(プロジェクトリーダー:林 靖彦 学術研究院自然科学学域教授・副理事(研究・産学共創担当))が10月25日、科学技術振興機構(以下「JST」)「共創の場形成支援プログラム 地域共創分野育成型」に採択されました。
 「ダイバーシティ農業」とは、担い手不足・技能承継といった「しごと」、天候等の影響を受けやすく経営が不安定といった「活力」、健康や農作業による事故の不安といった「くらし」、これらの課題をDXを活用して克服し、多様な人々が多様な形で農業に携われる機会を増やすことで、農業人口の増加を図るオーダーメイド型の就農支援を表現した本学が提示しているビジョンです。

 本共創拠点構想では、果樹農業を岡山県のコア・コンピタンス(中核となる強み)に位置づけ、同車座評議会の参画機関である本学、参画自治体、JA 及び農家、関連企業が農学に工学、経済学、医学を融合した「総合知」による産学官連携体制を構築します。
 この体制を基盤とし、ダイバーシティ農業による果樹農業の振興を軸とした地域活性化に取り組み、全国から多様な就農希望者を呼び込むことで「多様性に富み活力あふれる地域社会」の実現を目指します。

 本学は、本年6月、地域の自治体・企業・団体等が参画した「ダイバーシティ農業でおかやまを活性化する車座評議会」(以下「車座評議会」)を設立しました。
 車座評議会では、ダイバーシティ農業の実現と普及を図るため、テーマごとに分科会を組織し、産学官の知見を結集して検討を重ねるとともに、農家へのアンケート調査実施準備を行うなど、ダイバーシティ農業の実現と普及に向けたさまざまな活動を展開しています。
 本共創拠点構想は、車座評議会の活動の一環として、ダイバーシティ農業の推進を加速させるため、プロジェクトチームを結成し、提案したものです。

 今後も、本構想および車座評議会は、ダイバーシティ農業の実現と普及のため、外部資金獲得など、さまざまな事業に挑み、さらなる飛躍を図ります。
「ダイバーシティ農業による地域イノベーション共創拠点」構想および「ダイバーシティ農業でおかやまを活性化する車座評議会」の活動にご注目ください。

今回の採択について詳細は以下をご確認ください。

※共創の場形成支援プログラム:大学等が中心となって 未来のあるべき社会像(拠点ビジョン)を策定し、その実現に向けた研究開発を推進するとともに、プロジェクト終了後も、持続的に成果を創出する自立した産学官共創拠点の形成を目指す産学連携プログラム
詳細:https://www.jst.go.jp/pf/platform/outline.html

※「ダイバーシティ農業でおかやまを活性化する車座評議会」では、参画いただける自治体・企業・団体を募集しております。ご興味のある方は以下問い合わせ先までご連絡ください。
参考:「スマート農業」を超えた「ダイバーシティ農業」へ!「ダイバーシティ農業でおかやまを活性化する車座評議会」キックオフミーティングを開催


【本件に関するお問い合わせ】
研究協力部産学連携課 舩倉・小曳
TEL 086-251-8463
kikou◎adm.okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えてください。

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