先端技術を生かした都市づくりを目指す政府のスーパーシティ構想の一つ「デジタル田園健康特区」に指定されている吉備中央町との連携事業を行う岡山大学病院に、1月20日、デジタル田園都市国家構想を担当されている内閣府大臣政務官である、自見はなこ参議院議員と橋本岳衆議院地方創生に関する特別委員長、山本雅則吉備中央町長が視察しました。
同町がデジタル技術を活用して高齢者や子育て世代を支援する取り組みに本学も参画しており、本学からは「吉備中央町デジタル田園都市推進協議会」にリードアーキテクトとして参画する那須保友理事(研究担当)・副学長、前田嘉信岡山大学病院長、伊達勲大学院医歯薬学総合研究科長、豊岡伸一医学部長ら関係者が対応しました。
出席者の自己紹介の後、山本町長からデジタル田園都市国家構想等に関する取り組みについてプレゼンがあり、同町の課題や今後の構想などについて説明されました。続いて、同協議会医療・福祉担当アーキテクトとして本学の事業をとりまとめている岡山大学病院の牧尉太助教(産科婦人科)が、本学の取り組みとして「ドクターカーを用いた救急医療体制の充実」「母子健康手帳のデジタル化」などについて説明しました。自見参議院議員は、吉備中央町からの救急搬送に平均約1時間かかっている点に触れ「他の市町村でも同様の課題があり、改善すべきと思っている。医師の遠隔指導により救急救命士による処置が広がるのは意義深いが、法改正に向けては医師会など関係団体と連携して、整備体制をきちんと示していくことが大事」と指摘されました。橋本委員長は、「岡山大学の取り組みをモデルとして、全国に発信し、地方創生に結びつけたい」と話していました。
関係者と意見交換の後、自見参議院議員、橋本委員長、山本町長は那須理事と前田病院長の案内でIVRセンターやドクターカーなど、院内施設を見学されました。
【本件問い合わせ】
岡山大学病院 企画・広報課
TEL086-235-7849
自見はなこ参議院議員と橋本岳衆議院地方創生に関する特別委員長、山本雅則吉備中央町長が視察に来られました
2023年01月24日