3月27日〜31日に国連貿易開発会議(UNCTAD)主要加盟国43カ国で構成される「開発のための科学技術委員会(CSTD)」年次会合がスイス・ジュネーブのパレ・デ・ナシオンで開催され、本学の横井篤文上席副学長(特命(グローバル・エンゲージメント戦略)担当)(当時、現・副学長)が29日のメインセッション「Highlights of Technical cooperation activities under the CSTD」に招待参加し、プレゼンターとして登壇しました。
本セッションには本学以外にもブラジル・タイ・中国の代表も参加し、各国がUNCTADと共同で進めているプログラムについて発表しました。プレゼン終盤での那須保友学長のビデオメッセージでは、本学とUNCTADとの継続的な協力・協働について、力強いメッセージを加盟国メンバーに向けて発信しました。
本学とUNCTADは 、2020年1月にSDGs(持続可能な開発目標)達成のための科学技術イノベーション(STI for SDGs)の人材育成に向けて、大学としては世界初となるMoU(包括連携協定)を締結し、この協定に基づき「途上国からの若手女性研究者のための共同研究・研修コース(短期プログラム)」および「途上国からの若手研究者のための博士課程学位プログラム(長期プログラム)」を実施し、これまで21人の若手女性研究者と3人の博士課程進学者を受け入れてきました。また1月末には、UNCTADテクノロジー・ロジスティックス局長であるシャミカ・シリマン氏が来学し、学生との交流や教職員・地域の方に向けて特別公演を行いました。このような実績や約3年に渡る本学のプログラムへの貢献度と成果が高く評価され、今回の登壇へとつながりました。
セッション登壇前にはシリマン局長と会談し、UNCTADとの共同プログラムを通した連携強化についても意見交換を行いました。また、今回の訪問中には在ジュネーブ日本政府代表部の本清耕造大使とも会談し、本学のこれまでの国連機関との連携を通した日本を代表する取り組みに対する深い理解と、今後の大学の役割や連携について多くの意見をいただきました。
○国連貿易開発会議(UNCTAD)
1964年に設立。ジュネーブに所在する、貿易と開発、金融、投資、技術、持続可能な開発の関連問題に総合的に対応する国連の中心的な機関です。途上国の貿易、投資、開発の機会を最大化し、グローバリゼーションから生じる問題に直面する途上国を支援し、対等な立場で世界経済へ統合することを目的としています。
【本件問合わせ先】
グローバル・エンゲージメント・オフィス
TEL: 086-251-8326(国際部国際企画課)
横井篤文上席副学長が国連貿易開発会議(UNCTAD)第26回 CSTD年次会合のメインセッションに登壇しました
2023年03月31日