公益財団法人稲盛財団の2023年度稲盛研究助成に本学から2人が採択され、4月7日に採択者が那須保友学長に報告しました。採択者は、いずれも学術研究院環境生命自然科学学域所属の佐藤英祐助教（研究題目：電気化学的手法によるインドールの環化三量化反応）と関本敦准教授（研究題目：数理最適化理論に基づくデータ駆動型の先端流動制御）で、那須学長に研究内容の説明を行いました。
　稲盛研究助成は、稲盛財団創立者の稲盛和夫氏の理念に基づき、未来の人類社会に貢献する人材育成を目的として、1985年に設立されたもので、研究者の独創的で多様な優れた研究活動を支援しています。本年度は、全国の大学や研究機関に所属する394人の研究者から応募があり、自然科学系、人文・社会科学系合わせて50人が選ばれました。
　那須学長は「新しい視点に立った研究テーマで、それぞれの研究分野において、将来的に人類や社会への大きな貢献を期待するとともに、稲盛和夫氏のフィロソフィーに触れ、助成を通じて研究力を高めるとともに、フィロソフィーを通じて人間力を高めることを心していただきたい」とエールを送りました。
　採択者は「名誉ある助成に採択していただき感謝するとともに、研究者としてこれからも、より高みを目指して精進していきたい」と意欲を示しました。

参考：
稲盛研究助成について 　https://www.inamori-f.or.jp/inamori_grants
稲盛和夫氏について　 https://www.kyocera.co.jp/inamori/

【本件問い合わせ先】
研究協力部
原田　大作　
TEL：086-251-8410