4月18日、上海大学医学院(日本の医学部に相当)の劉斌院長(Professor Bin Liu)らが本学を訪れ、中性子医療研究センターとの研究交流会などを開催しました。
今回の研究交流会は、同大学が医学院を設立にあたり本学の医学研究等を参考にしていることや中性子医療研究センターのホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の最先端研究の取り組みについて関心が高いことなどから実現したものです。
会では、冒頭に成瀬恵治副理事(新医療研究拠点担当)・中性子医療研究センター長が歓迎のあいさつを行いました。その後に同副センター長の道上宏之准教授や黄鵬研究准教授らから取り組みについて紹介。劉院長らと活発な意見交換を行いました。
また、会には前田嘉信理事(医療担当)・岡山大学病院長も参加。同院の医療体制などについても意見交換を深め、今後の連携などについても話し合われました。
同大学との連携は、当時の那須研究担当理事・副学長と佐藤法仁副理事・URAが同大学からの国際共同研究や医療系分野の創設・強化などの依頼に応じて訪問したことから端を発しています。同大学への訪問直後に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックが起こり、直接的な交流は中断してしまいましたが、オンラインベースでの交流が進んでいました。
本交流は、「地域中核・特色ある研究大学:岡山大学」の活動のひとつとして、研究力向上・イノベーション創出強化などの国際研究戦略のひとつです。今後、安全保障上の取り決めや懸念事項などもしっかりと調整し、両大学が協働でき、研究力向上・イノベーション創出強化が図れるようにプロジェクトベースで進めて行きます。今後も地域中核・特色ある研究大学である岡山大学にご期待ください。
なお、本研究交流会は安全保障上の留意事項等の研究インテグリティに沿って実施しました。
【本件問い合わせ先】
岡山大学中性子医療研究センター(NTRC)
TEL:086-235-7785
https://www.ntrc.okayama-u.ac.jp/
上海大学医学院と中性子医療研究センターとの研究交流会を開催
2023年05月18日