本学は、5月26日に岡山大学半導体研究教育推進ワーキンググループ(WG)の第3回会合を開催しました。
このWGは、岡山地域での半導体に関する研究・教育を推進するため、2023年3月1日に設立されたもので、本学の研究者に加え、岡山県立大学、岡山理科大学、経済産業省、岡山県産業労働部など半導体に関係する大学や企業、官庁が参加しています。第3回となる今回の会合は、本学の会場とオンラインを併用したハイブリッド形式で、岡山県内外の半導体関連企業7社が参加しました。
会合では、経済産業省中国経済産業局地域経済部製造産業情報課の山田高芳参事官が中国地方における半導体をめぐる最新の情勢を解説した後、学術研究院ヘルスシステム統合科学学域医療機器医用材料部門長の紀和利彦教授が人材育成に関する話題、DX担当副理事である学術研究院環境生命自然科学学域の野上保之教授が半導体セキュリティに関する話題を提供し、参加者によってこれらを題材とした活発な議論が行われました。
議論の結果、コースへの興味関心を持ってもらうため、キックオフワークショップとして半導体事業の魅力を伝える企業講演を実施すること、大学院初年次に企業による半導体産業・半導体関連業務の魅力についての講義を実施することなどについて合意しました。
企業参加者からは、マーケティング指向での講義の重要性や、今回実施したような研究トピック紹介への関心が示され、継続して研究活性化の方策を議論していくこととなりました。
今後は、7月下旬実施予定のキックオフワークショップや、10月からの具体的な授業開講に向けての準備を進めていき、本ワーキンググループの狙いである、本学及び岡山地域での半導体人材育成を進めるとともに、半導体研究の活性化を推進していく予定です。
〇研究推進機構は、本学学生・教職員と企業・地域のみなさまとの交流を推進しています。ご関心を持ちの方は、以下お問い合わせ先までお気軽にご連絡ください。
【本件問い合わせ先】
岡山大学研究推進機構
E-mail:kikou◎adm.okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。
岡山大学半導体研究教育推進ワーキンググループ第3回会合を開催
2023年06月02日