先端技術を生かした都市づくりを目指す政府のスーパーシティ構想の一つ「デジタル田園健康特区」に指定されている吉備中央町との連携事業を行う岡山大学病院に8月22日、内閣府地方創生推進事務局の市川篤志事務局長、安楽岡武審議官、菅原晋也参事官らが視察に訪れました。同町がデジタル技術を活用して高齢者や子育て世代を支援する取り組みに本学も参画しており、岡山大学から「吉備中央町デジタル田園都市推進協議会」にリードアーキテクトとして参画する那須保友学長、前田嘉信病院長ら関係者が対応しました。
出席者の自己紹介のあと、山本雅則吉備中央町長からデジタル田園健康特区に関する取り組みとして、本院との連携内容や同町の課題・今後の構想などについて説明があり、続いて本学から、アカデミアが果たす役割をテーマに「ドクターカーを用いた救急医療体制の充実」「母子健康手帳のデジタル化」など医療のデジタル化について説明しました。
その後、那須学長、前田病院長の案内でドクターカーを見学し、聴覚支援センターの片岡祐子准教授による「高齢者向けの自動聴覚検診・遠隔判定導入による補聴器必要者の早期発見・啓発事業」のプレゼンも行われました。
市川事務局長は「すばらしい取り組みに感激した。岡山大学と吉備中央町の連携事業を先駆けとして、他の地方都市にも広がっていくことを願いたい」と話していました。
【本件担当】
岡山大学病院企画・広報課
TEL.086-235-7849
内閣府地方創生推進事務局の市川事務局長が岡山大学病院を視察しました
2023年08月25日