本学は9月30日、起業を志す学生、教職員が自らのビジネスプランを発表する「岡大ピッチコンテスト2023~ハーベスト・ピッチ~」を津島キャンパス共育共創コモンズで開催しました。
このコンテストは本学の創業機運を醸成するとともに、自由で斬新な事業アイディアを発掘することを目的としたもので、本学の学生、教職員を対象にアイディア部門・ディープテック部門の2部門で募集。当日は合計27人・組のエントリーの中から、厳正な書類審査を勝ち抜いたファイナリストが各部門5組が登壇し、学生、教職員、一般の方約150人が会場及びオンラインで参加しました。
ファイナリストたちは、「災害時における在庫管理アプリケーションの提供」、「シニアのスマホお助けサービス『マゴネット』」など、それぞれの思いがこもった自身のビジネスプランについて短時間で工夫を凝らしたプレゼンテーション(ピッチ)を行い、会場を沸かせました。
各ファイナリストのプレゼンテーション終了後は、独創性、実現性、将来性、社会的インパクト、プランへの熱意、プレゼンの聞きやすさなどの観点で審査を行い、牛の受胎率低下に関して、体内から採取したバイオマーカーで低下の原因を調査し、解決策を示す「ウシの受胎性を悪化させている要因を推定するためのサービス」について発表した学術研究院医歯薬学域の内山淳平准教授が最優秀賞に選ばれました。
表彰式には、本学の那須保友学長がサプライズで登場。「仮説検証が的確でターゲットが明確な点、そしてなにより技術の独自性が高く評価された」と授賞理由を説明した後、記念盾を授与し「事業化に向け、一層の努力を期待します」と激励しました。表彰状を受け取った内山准教授は「起業を目指して頑張っていきたい」と意気込みを語りました。
閉会にあたっては、イノベーション・マネジメントコア ベンチャー支援フィールドプロジェクト・オーナーである学術研究院ヘルスシステム統合科学学域の志水武史准教授(特任)が登壇し、「アイディアそのもの自体は重要ではない。アイディアに基づいて実行に移すこと、知識と行動を一致させる『知行合一』が大切」と締めくくりました。
コンテスト終了後には、出場者、本学学生、教職員、一般企業の方など会場参加者による交流会が行われ、名刺交換や情報交換などで交流を深めました。
本イベントは、学生、教職員の大学研究シーズ社会実装やベンチャー活動を促進するため、イノベーションマネジメントコア ベンチャー支援フィールドが株式会社中国銀行との共催、三井住友信託銀行株式会社の協力で実施しました。
【最優秀賞】
学術研究院医歯薬学域 内山淳平准教授
【オーディエンス賞】
薬剤部 薬剤師 木村郁哉さん
【中国銀行賞】
学術研究院医歯薬学域 長谷井嬢准教授
医学部保健学科 学部生 森本翔大さん
【三井住友信託銀行賞】
学術研究院医歯薬学域 内山淳平准教授
経済学部経済学科 学部生 後藤星音さん
【学生賞】
経済学部経済学科 学部生 後藤星音さん
【NEDO賞】
学術研究院医歯薬学域 内山淳平准教授
○本学では、イノベーションマネジメントコア ベンチャー支援フィールドが窓口となり、技術シーズ・ビジネスプランの事業化に向けたアドバイス、経営相談先の紹介など、起業に関するさまざまな支援を行っております。ベンチャー企業設立にご興味をお持ちの教職員、学生の皆さんは、どうぞお気軽にご相談ください。
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【本件問い合わせ先】
岡山大学イノベーションマネジメントコア ベンチャー支援フィールド
E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。
岡大ピッチコンテスト2023を開催
2023年10月17日