本学は10月5日、「先端半導体テクノロジー」コースを開講しました。学生に半導体業界と自身の専攻が関連していることを考えてもらうきっかけ作りとともに、社会人にリスキリングを促すことなどを目的とし、大学院博士前期課程1年を対象とした単位認定コースと、学外社会人等を対象とした公開講座を並行開催するもので、岡山大学半導体研究教育推進ワーキンググループ（WG）で4回の議論を重ねて準備してきました。
　本WGは、岡山地域での半導体に関する研究・教育を推進するため、本学が2023年3月1日に設立したもので、本学の研究者に加え、岡山県立大、岡山理科大、経済産業省など半導体に関係する大学や官庁及び岡山県内外の半導体関連企業が参画しています。
　本コースは、半導体チップの製造技術にとどまらず応用を含めた幅広いトピックを全15回でカバーしている点や、各回ごとに本学だけでなく、岡山県立大、岡山理科大の教員や、半導体関連企業の開発者など各分野の専門家を講師としたさまざまな視点での講義が特徴です。
　この日は、学術研究院ヘルスシステム統合科学学域の王璡（WANG Jin）助教が「半導体電子デバイス基礎」と題して講義。講義は半導体ビジネスがグローバルに展開されている現状を考慮し、基本的に英語で行い、重要な専門用語については中国語でも説明。社会人約20人を含む約50人が参加し、熱心に耳を傾けました。
　今後も、本WGの狙いである、本学および岡山地域岡山地域での半導体人材育成を進めるとともに、半導体研究の活性化を推進していく予定です。

〇研究推進機構は、本学学生・教職員と企業・地域のみなさまとの交流を推進しています。ご関心を持ちの方は、以下問い合わせ先までお気軽にご連絡ください。

【本件問い合わせ先】
岡山大学研究推進機構
E-mail：kikou◎adm.okayama-u.ac.jp
　※@を◎に置き換えています。