10月21日、優れた成果などを挙げたプロジェクトを表彰する「PM Award 2023」の授賞セレモニーで、本学から文京思い出横丁実行委員会とNPO法人文京BASEが実施した「文京思い出横丁in傳通院」のプロジェクトに特別賞「岡山大学SDGsイノベーション賞」を授与しました。
TKPガーデンシティPREMIUM秋葉原(東京都中央区外神田)で開催された授賞セレモニーには、同日に本学津島キャンパスで開催された「岡山大学ホームカミングデイ2023」に参加する那須保友学長の代理で、本学研究推進機構産学官連携本部の佐藤浩哉本部長・URAが授与者として登壇。また本Awardの審査員を務める内閣府上席科学技術政策フェローである本学の佐藤法仁副理事・副学長・URAも参加しました。
本表彰制度は、世界最大のプロジェクトマネジメント協会(Project Management Institute; PMI)の日本における支部である PMI日本支部(事務局:東京都中央区、端山毅会長)が主催し、今回で3回目の開催となります。本学は2021年の初回から同表彰制度に賛同し、特別賞「岡山大学SDGsイノベーション賞」を授与しています。
今回、特別賞を受賞した、文京思い出横丁実行委員会とNPO法人文京BASEが実施した「文京思い出横丁 in 傳通院」のプロジェクトは、地域の人材を発掘、育成し、コミュニティ内で自立できるようになったメンバーが、新たなメンバーを発掘、育成。メンバーの成長とともにコミュニティの輪を広げていく持続的なシステムの創出を目的としています。またコロナ禍において、伝統的な地域コミュニティである自治会や町会のお祭りなどが軒並み中止される状況下では、本プロジェクトの持続的な取り組みが、今後の街の文化やつながりなどの継続に生かされることが期待できます。これらのプロジェクト内容は、本学が推進している国連の持続可能な開発目標(SDGs)の取り組みに合致するとともに、本学が掲げる長期ビジョン2050「地域と地球の未来を共創し世界の革新に寄与する研究大学」における地域共創の取り組みにも共感を呼ぶ内容であることなどから授与を決定。佐藤本部長・URAから講評が述べられた後、プロジェクト代表者である文京BASEの北永久理事長に特別賞の表彰盾が授与されました。
本学は、PMI日本支部のアカデミック・スポンサーであり、研究力強化や産学連携・共創、イノベーション創出などの活動において、プロジェクトマネジメント手法を活用することで、効率・効果的な活動を実施しています。またアカデミアとして、博士人材や社会課題解決を中心としたスタートアップやベンチャーに関わる起業家など、知識によって新しい価値などを生み出すナレジッジワーカーの育成と輩出を進める人材育成を進めており、その育成プロセスにおいてもプロジェクトマネジメントの知識と技能を大切にしています。今回の授与におけるプロジェクトマネジメントの成果などを本学でも取り入れ、地域の中核である研究大学として、さまざまなステークホルダーとともに現在と未来を切り開いていきます。岡山大学の今後の活動にご期待ください。
<参考:これまでの岡山大学SDGsイノベーション賞の受賞者とプロジェクト>
・PM Award 2021(第1回)株式会社NTTデータ「AI画像診断技術によるインドで10万人に結核診断アクセスを支援する社会貢献プロジェクト」
・PM Award 2022(第2回)inochi WAKAZO Project「inochiのペイフォワード」
【本件問い合わせ先】
岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
TEL:086-251-8463
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えて下さい
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
PM Award 2023岡山大学SDGsイノベーション賞を「文京思い出横丁 in 傳通院」プロジェクトに授与
2023年11月17日