国立大学法人 岡山大学

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本学総合技術部と津山工業高等専門学校の連携による技術からの研究力・イノベーション創出強化に向けた意見交換会を実施

2023年12月14日

 10月26日、本学総合技術部の田村義彦部長と設計製作・社会基盤技術課の堀格郎課長、研究協力部研究協力課の河本雅紀課長と松本尊道主任が岡山県津山市の津山工業高等専門学校(津山高専)を訪問し、技術職員の高度化や、大学と高専間の研究設備・機器の共用促進に向けた意見交換・施設見学等を行いました。
 本学と津山高専は同じ岡山県内にあり、2010年から小学生対象の地域貢献活動を共催するなど、大学-高専連携を実施しています。今回の訪問は、さらなる連携強化を目的として行われました。
 意見交換では、津山高専の塩田祐久副校長、寺元貴幸副校長、香取重尊校長補佐、神田尚弘技術長らと、技術職員の頭脳循環のための相互研修会や相互実習、人的交流の実施といった具体的な内容の話し合いが行われました。さらに研究設備・機器の共用化や共同研究についても、それぞれが持つネットワークを生かし、教員や産業界等を巻き込みながら、「オール岡山」で前向きに進めること等を議論しました。
 その後、津山高専の実習工場を見学し、実習内容に関する情報交換を実施。共通点や相違点等を踏まえた今後の頭脳循環による実習方法の教育効果のさらなる向上の可能性について話し合いが行われました。
 今回の意見交換会について本学の総合技術本部長を務める佐藤法仁副理事・副学長・URAは、「今回の場を提供いただきました塩田副校長や寺元副校長ら津山高専の皆様に厚く御礼を申し上げます。本学の研究ポリシーでは、『機器共用促進を含む設備整備等の研究環境の質向上と研究に従事する者のパートナーとしての技術職員の人材育成強化』を明記しています。人材の育成には『次世代人材』という点が含まれており、高度な若手エンジニアを育成・輩出する高専はわが国の科学技術・イノベーションを支えるものと認識しています。大学-高専連携は、本学でも重要な取り組みのひとつであり、未来の技術職員育成とともに技術から社会変革を起こせる人材・仕組みをともに創り出していきたいと思っています」とコメントしました。
 本学総合技術部では、今後も他大学や高専・他機関と積極的に情報収集・協働を行い、技術職員の高度化や研究設備機器共用等を強化促進していきます。同部が、「地域中核・特色ある研究大学:岡山大学」の一翼を担う価値ある存在となるよう全学的な戦略のもと、さまざまな取り組みを進めていますので、今後も本学総合技術部の取り組みにご期待ください。

【本件問い合わせ先】
岡山大学総合技術部 事務担当
E-mail:sougougijutsubu◎adm.okayama-u.ac.jp
    ※◎を@に置き換えてください。
HP:岡山大学総合技術部

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