国立大学法人 岡山大学

LANGUAGE
ENGLISHCHINESE
MENU

綱田錬助教、荒川仁太助教に岡山大学「研究准教授」の称号を付与

2023年12月14日

 このたび、学術研究院環境生命自然科学学域の綱田錬助教、荒川仁太助教を研究准教授として選任し、12月1日に研究准教授の称号付与式を開催しました。付与式では、那須保友学長から研究准教授の認定証が手渡されました。
 綱田研究准教授は、多様な次世代の高性能モータについて研究しています。その中の一つにアキシャルギャップモータがあり、低コスト化、高効率化、小型化を目指しています。アキシャルギャップモータは、従来のラジアルギャップモータと比較して、扁平な形状でも高いトルクが実現できるモータであり、様々な産業分野での活用が期待されています。また、日本の消費電力の半分以上がモータで消費されており、綱田研究准教授の研究成果は、CO2削減による気候変動問題への対策や、エネルギー資源の枯渇対策にも貢献することが期待されています。
 荒川研究准教授は、金属材料のショットピーニングよる耐久性向上や金属材料のき裂発生・進展の予測(評価)に取り組んでいます。ショットピーニングは、小さな金属球体を材料表面に衝突させて表面を硬化させる技術で、これにより金属疲労によるき裂の発生が抑えられ、耐久性が増します。き裂発生・進展の予測(評価)では、金属材料の結晶の形状や粒径から、き裂の発生・進展をシミュレーションし、そのメカニズムの解明を目指しています。荒川研究准教授の研究が進展することにより、き裂の進展しにくい高耐久性の材料開発につながることが期待されています。

〇研究准教授制度について
 本学では、研究力強化促進と若手研究者育成などの観点から、優れた研究業績を有する研究者の全学を挙げた支援を実施しています。その支援のひとつとして、「准教授」が独立した研究代表者(PI:Principal Investigator)として活躍することを促進するため、「研究教授」の称号と研究費配分や研究活動の充実などのインセンティブを付与する「研究教授」制度を2018年度から実施しています。また、2020年4月からは、講師と助教を対象とした「研究准教授」制度を実施しています。

これまでに称号を付与された方の一覧

【本件問い合わせ先】
岡山大学リサーチ・アドミニストレーター(URA)室
TEL:086-251-8930

年度