2月20、21日、本学大学院教育学研究科では、文部科学省委託事業「教員研修の高度化に資するモデル開発」の一環として「岡山大学教育学研究科国際フォーラム」を開催しました。対面・オンラインで大学院生、学部生、留学生、大学教員など延べ約40人が参加しました。
　20日の国際フォーラム1では、「モンゴルにおける教員研修の実態と今後の展望～教職員の継続的な学びと学校改善を促す学校管理職の役割とは？」と題し、本学と大学間協定を締結しているモンゴル国立教育大学　生涯学習・遠隔教育学科のUuriintuya Dembereldorj学科長、エルデミーン・ウルゴー首都一貫教育校のAriungerel Sosorburam校長、Byamba Sukhbaatar研修マネジャーが、モンゴルの教員研修システムや教師の継続的な学びを支援する学校内外の工夫等について話しました。
　21日の国際フォーラム2では、「地方の学校教員に対する継続的な学びの機会をどのように保障するのか？」と題し、同じく大学間協定のあるインドネシア教育大学のAri Widodo教授、先述のUuriintuya学科長が、各国の特に地方における教員研修の実態や課題、その克服に向けた取り組み事例等を紹介しました。
　講演後のディスカッションでは、教員志望学生や元学校管理職、現役教員等から「多忙な教師の学び続ける意欲をいかに喚起できるか」「教職の魅力をいかに持たせるか」「研修の中核となるリーダー教師をいかに育てるか」といった今日の学校課題を踏まえた質問が活発に投げかけられ、終了後も熱く語り合う姿が見られました。
　本国際フォーラムが、モンゴル、インドネシア、日本の参加者の皆様に有意義な気づきと学びの場を提供でき、今後のさらなる国際協力関係の発展に寄与できていれば幸いです。教育学研究科では、今後も国際的な視野から広く学校関係者の皆様とともに教育課題を議論し学び合う場を創出していきます。


【本件問い合わせ先】
学術研究院教育学域
准教授　金川舞貴子
TEL：086-251-7748　
E-mail：kanamaki[at]okayama-u.ac.jp
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