5月27日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)は、2030アジェンダを加速させる前例のない未来のユネスコプログラムを協働構築するため、UNESCO Chairs and UNITWIN Networksワークショップをオンラインで開催しました。本学ユネスコチェアは世界120ヵ国950のユネスコチェアを設置している大学機関から、世界を代表する20のユネスコチェアとして日本から唯一選出され、横井篤文副学長(グローバル・エンゲージメント担当)・ユネスコチェアホルダーが本ワークショップに招聘参加しました。
本年はユネスコの前身でもあるInternational Institute for Intellectual Cooperation(1924年創設)の100周年であり、加えて本年9月に国連ニューヨーク本部にて「国連未来サミット(The Summit of the Future)」を開催予定であることから、ユネスコは前例のない未来のユネスコプログラムを協働構築することを検討しています。その世界委員となる20人のユネスコチェアホルダーが、ユネスコの評価基準(これまでのユネスコとの協業、国際協力、教育とSDGsの関連に資するテーマ、地理的分布の考慮、ユネスコの世界的な優先事項と優先グループなど)に基づく慎重な選考プロセスにより選ばれ、その1人に横井副学長が選出されました。
会合では、ユネスコ本部のステファニア・ジャンニーニ教育担当事務局長補(UNESCO Assistant Director-General for Education, Stefania Giannini)が開会の辞を述べ、続いて世界委員の20人が紹介されました。その後のディスカッションにおいて、横井副学長は本学がアジアで最初の持続可能な開発のための教育(ESD)にかかるユネスコチェアであること、並びに日本政府からジャパンSDGsアワード特別賞を受賞した経緯を説明しながら、現在ではESDと地球市民教育(GCED)を統合的に進めながら全てのSDGsの基盤でもある教育の取り組みをマルチステークホルダーパートナーシップで展開していることを話しました。さらに、地球の倫理・原則の意義についても意見し、国連平和大学にある地球憲章国際本部と連携しながら、地球憲章の観点も含めたESDとGCEDの統合的な取り組みを進め、地域と地球社会のありたい未来を共創する意義についても述べました。
今後は、ジャンニーニ事務局長補と世界を代表する20人のユネスコチェアホルダーとともに、前例のない未来のユネスコチェアプログラムを具体的に協働構築していく予定です。
<関連のウェブサイト(外部サイト)>
UNESCO Chairs and UNITWIN Networks
The Summit of the Future
【本件問い合わせ先】
グローバル・エンゲージメント・オフィス
TEL: 086-251-8326(国際部国際企画課)
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