国立大学法人 岡山大学

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企業が研究者にニーズを紹介する「オープンイノベーション MATCH UP~企業から大学へのニーズリバースピッチ~」を開催

2024年09月03日

 AI・数理データサイエンスセンターサイバーフィジカル情報応用研究推進部門(Cypher)とおかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)は8月27日、創立五十周年記念館にて、企業が大学にニーズをプレゼンテーションする「オープンイノベーション MATCH UP ~企業から大学へのニーズリバースピッチ~」を開催しました。本イベントは会場とオンラインで実施し、地域企業の方や教員・学生など約50人が参加しました。
 本イベントは、産学連携を促進するため、一般的なピッチとは逆に、OI-Start会員企業が研究者・学生・他企業の参加者に対し、自社のビジョンとそれを実現するための課題やアイデアの発表を行う点を特徴としています。
 開会に際しては、阿部匡伸理事(デジタルトランスフォーメーション・グリーントランスフォーメーション担当)・上席副学長が「専門外の知識を得ることは良いことであり、本会をざっくばらんな意見交換の場としたい」とあいさつしました。
 続いて、Cypherの嶋吉隆夫教授が座長となって、OI-Start会員によるプレゼンテーションが行われ、服部興業株式会社は「森林資源を活用した事業活動と森林との共生の実現」、株式会社両備システムズは「ともに挑む、ともに創る。」、有限会社備前メディアネットは「フィジカルラインスポーツシステム(PLSS)によるAI解析と実空間再現」というテーマを掲げ、それぞれの代表者が自社の概要やビジョン・課題・アイデアなどについて発表しました。
 閉会にあたり、OI-Start会長の野上保之学術研究院環境生命自然科学学域(工)教授は「新事業を起こすには新しいアイデアを蓄積しておくことが重要であり、これからもこのような場を多く設けていきたい」と述べました。
 閉会後には、同会場で情報交換会を開催。参加した企業関係者や教員、学生らは熱心に意見を交わし、交流を深めていました。
 OI-Startは、このような会員と大学の研究者・学生との交流の機会を多数設けていく予定です。イノベーションに挑む岡山県内の企業・研究者の方であればご入会いただけますので、ご入会を希望される方はこちらからお手続きください。

Cypher
 Cypher(サイファー)は、岡山大学のAI・数理データサイエンスセンター内に設立された部門で、サイバーフィジカルシステムに関する研究と応用を推進しています。データサイエンスとAI技術を駆使し、さまざまな産業分野における課題解決に取り組んでおり、地域や企業と連携した研究成果の社会実装に取り組んでいます。

OI-Start
 OI-Startは、本学が事務局となり、地域企業・自治体等と連携して新事業創出や地域社会の発展を目指すプラットフォームです。企業のニーズに応じた研究開発や、学生・研究者との交流を通じて、産学連携を促進し、イノベーションの創出を目指しています。

【本件問い合わせ先】
OI-Start事務局
TEL:080-7178-7277、090-7185-8436
E-mail:oi-start◎okayama-u.ac.jp
   ※@を◎に置き換えています。

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