本学グローバル人材育成特別コースでは、 9月12日に「ジェトロ岡山で学ぶ『クラフトマンシップ光る！メイドイン岡山の逸品×海外展開プロジェクト』」と題して特別セミナーを開催しました。このセミナーは日本貿易振興機構（JETRO）、岡山県商工会議所連合会および本学の三者で締結している包括連携協定の一環として、ジェトロ岡山の全面協力のもと企画・実施したものです。
　昨年度に引き続き3回目の開催となった今年度は、グローバル人材育成特別コースに所属する土屋駿太さん（農学部4年）、市本理人さん（薬学部1年）、山内彩葉さん（文学部3年）、YOON INZALI MIN MINさん（グローバル・ディスカバリー・プログラム1年）が参加しました。
　冒頭にジェトロ岡山を代表して渕田裕介所長からあいさつと激励の言葉があった後、講師を務める山本明佳係長によるセミナーが行われました。
　セミナーの前半では、ジェトロの成り立ちから業務内容についての説明があり、ジェトロ岡山が実施しているメイドイン岡山製品の海外展開事業「デニムプロジェクト」や「Craftsmanship プロジェクト」を例に、ジェトロがどのような役割を担っているか、地域に根付くものづくり企業の海外展開の意義や地元の産業振興の未来像を具体事例に触れながら学びました。
　セミナーの後半は、グループワークで2つのチームに分かれ、岡山県の伝統工芸品である備前焼とデニム製品の海外展開戦略を考えました。どの製品を、どの国・地域に対して、どのように売り込んでいくか、PC等を活用して情報収集し考え、チームとしての戦略を発表しました。
　セミナーの最後には、地域に根付くものづくり企業の海外展開の難しさや、面白さを感じたことなど各自が感じた感想を発表し、課題を振り返りながら、講師からのフィードバックに真剣に聴き入っていました。
　グローバル人材育成特別コースでは、特別セミナーのほか、ジェトロ岡山および岡山県商工会議所の紹介により地元企業から講師を招聘して本学で授業を開講するなど、今後も相互連携の強化をはかり、地域社会や国際社会に貢献できる人材育成に努めてまいります。

○三者包括連携協定
　本学は 2021 年 8 月 31 日、日本貿易振興機構（JETRO）、岡山県商工会議所連合会と、三者包括連携協定を締結しました。本協定は、相互の連携を強化し、岡山県におけるグローバル人材育成のためのプラットフォームとして機能することにより、産業育成を通じた地域への貢献を目指しています。


【本件問い合わせ先】
国際部留学交流課グローバル人材育成特別コース担当
E-mail：global◎adm.okayama-u.ac.jp
　　　※@を◎に置き換えています。
グローバル人材育成特別コースHP