本学は9月20日、医学部、歯学部、薬学部合同による多職種連携授業『チーム医療実践(行動科学Ⅳ)』を実施しました。
多くの医療の現場では、コミュニケーション能力や課題探究能力に優れた人材が求められており、医師・看護師・検査技師・薬剤師といった多彩な医療人がそれぞれの専門性を発揮しながら連携して治療やケアを行う多職種連携医療が必要不可欠です。
本学では、今年4~6月にトライアルとして医療系学部の1年生(約320人)を対象に多職種連携授業(全8回)を実施しましたが、今回は高年次(3~5年生)を対象に集中講義形式で実施し、医学部医学科、医学部保健学科(看護学専攻、放射線技術科学専攻、検査技術科学専攻)、歯学部歯学科、薬学部薬学科から合計266人の学生が参加しました。
この授業では一つの症例をテーマに設定された4つのScene(内科外来~入院治療~手術~術後の外来)について、学部・学科をミックスして編成した全46チームがグループワークに挑戦しました。異なる職種がチームで取り組む医療現場を想定したディスカッションでは、それぞれの専門知識に基づく意見やアイデアが活発に飛び交いました。参加した学生たちにとって他学部生・他学科生との合同授業は、将来の臨床現場における多職種カンファレンスをイメージできる貴重な機会となりました。また自分とは異なる視点やアプローチの仕方があることに新鮮な驚きと学びを実感し、多職種との関わりを通して広い視野と視点を持つことの大切さについても考える有意義な時間となりました。
【本件問い合わせ先】
大学院医歯薬学総合研究科附属医療教育センター総括副センター長・教授 伊野英男、助教 越智可奈子
学術研究院医歯薬学域地域医療共育推進オフィス 准教授 香田将英
E-mail:iryou-c◎adm.okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えてください。
医療系学部合同による多職種連携授業を実施
2024年10月03日