9月17日付で、本学学術研究院環境生命自然科学学域(理)の茶谷悠平准教授が代表を務める研究課題「非DNA型遺伝情報を自在制御する技術の開発」が、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「2024年度 戦略的創造研究推進事業(さきがけ)」の新規研究課題に採択されました。
今回採択された研究領域は、「細胞を遊ぶ・細胞操作」(研究総括:宮脇 敦史 理化学研究所 脳神経科学研究センター/光量子工学研究センター チームリーダー、副研究総括 : 山本 卓 広島大学 ゲノム編集イノベーションセンター 教授・センター長)で、2024年度に設置されました。同研究領域は、革新的な細胞操作技術の開発と細胞制御機構の解明を戦略目標に掲げ、細胞制御の機構に関する操作と理解をインタラクティブに進めることにより、ライフサイエンスの幅広い分野にインパクトをもたらす技術革新の創出を目指します。
茶谷准教授の研究は、2024年10月から2028年3月の3年半にわたって行われ、DNAにコードされた普遍的な遺伝情報ではなく、タンパク質のアミノ酸配列の並びに秘匿されていた新たな遺伝情報を制御する、新機軸の遺伝子操作技術の構築を目指します。
同事業は、国が定める戦略目標の達成に向けて、課題達成型基礎研究を推進し、科学技術イノベーションを生み出す、革新的技術シーズを創出するための個人型研究です。本事業の採択を起爆剤として、タンパク質合成に付随する生命現象の原理解明を進めるとともに、その自在操作の実現から、産業、医療で有用な機能性タンパク質の生産効率向上実現など開発技術の社会実装を目指します。
<参考>
2024年度 新規採択課題・総括総評
研究領域の紹介
研究室HP
【本件問い合せ先】
学術研究院環境生命自然科学学域
准教授 茶谷 悠平
TEL:086-251-7856
学術研究院環境生命自然科学学域(理)茶谷准教授が「2024年度 戦略的創造研究推進事業(さきがけ)」に採択
2024年10月22日