アフリカ地域の小学校教員など教育関係者12人が、本学教員の指導のもと初等理数科教育を学ぶ研修が1月10日、始まりました。研修期間は、3月2日までの約2カ月間です。
アフリカ地域では、就学率は向上しているものの、教育の質の改善が課題となっています。研修は独立行政法人国際協力機構(JICA)の地域別研修(Training And Dialogue Program)の一つで、2010、11年にガーナ1カ国を対象として実施した研修をアフリカ地域の7カ国に対象を広げ、今回初めて実施するものです。
研修生は来日前に指導案を作成。研修中に受講した講義など通じ、同案を改善していきます。研修の最後には岡山市立伊島小学校の児童を対象とした授業の実践も行います。
10日、教育学部で開講式が行われ、荒木勝理事、加賀勝教育学研究科長、岡田務JICA中国国際センター総務課長と研修生らが出席。荒木理事は「初等教育は子どもたちや国の将来にとって重要であり、この研修が貴国での仕事の改善に貢献すると信じている」とあいさつしました。
1月13日には、研修生が森田潔学長を表敬訪問。森田学長から激励を受け、研修生を代表し、ナイジェリアの理科教員、イクワタ・ムサ・バダールさんが意気込みを語りました。
<写真>森田学長を表敬訪問した研修生ら
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(12.02.07)