本学若手研究者キャリア支援センターは2月29日、開所を記念したオープニングセミナーを開催しました。さまざまな立場の講師による講演会を通じ、ポストドクターや博士後期課程学生のキャリアパスの確保と就職支援にどう取り組むべきかについて、関係者が理解を深めました。
同センターは2月1日に開所。セミナーは平成23年度に採択された文部科学省ポストドクター・インターンシップ推進事業の一環として開催しました。
センター長の阿部宏史理事(教育担当)のあいさつ、岡山県と岡山市長からの祝辞に続き、講演に。文部科学省の織田島孝広科学技術・学術政策局基盤政策課課長補佐は「ポストドクター・インターンシップ推進事業」と題し、日本でのポスドクの現状とキャリアパス支援について説明。先進的な取組を行っている名古屋大学の河野廉ビジネス人材育成センター特任教授は「博士のキャリアパス~名古屋大学の支援体制~」と題して話し、「博士人財に期待すること」をテーマに、東芝R&Dセンターの中山康子参事が、博士人材への期待と研究インターンシップ制度について述べました。本学研究推進産学官連携機構の野木茂次研究推進本部長からは、同支援センターが取り組む「ドクター・キャリアサポート・プログラム」についての説明もありました。
セミナーには、関東地方から参加したポストドクターを含め、博士後期課程の学生、大学教員、企業などから多くの参加があり、講演後の意見交換会では、活発な質疑がなされました。
写真:講演を行う織田島基盤政策課課長補佐
【本件問い合わせ先】 岡山大学若手研究者キャリア支援センター TEL:086-251-8345
(12.03.02)