ガーナ共和国の小学校教員ら教育省関係者12人が、本学教員の指導のもと理数科教育を学ぶ研修が7月9日、始まりました。独立行政法人国際協力機構(JICA)の国別研修(Country Focused Training Program)の一つで、2010年から受け入れを始め、今回で3回目となります。研修期間は、9月6日までの約2か月間です。
同国では、就学率は向上しているものの、教育の質の改善が課題となっています。本研修は学校現場で中核的な役割を担う主任教員や教員研修講師を対象とし、質の高い理数科授業を行うための能力や校内研修実施能力の向上を目指すものです。研修生は来日前に作成した指導案を、研修中に受講した講義などを通じ改善していきます。研修の最後には本学教育学部附属小学校の児童を対象とした授業の実践も行います。
7月9日に行われた開講式には、研修生のほか、荒木勝理事、加賀勝教育学研究科長、高塚成信・同科副研究科長、石川剛生・JICA中国国際センター研修業務課長らが出席。荒木理事が「研修で学んだ成果をそれぞれの学校だけでなく、ガーナ中の子どもたちのために活かしてもらいたい」とあいさつ。10日には、全員で森田潔学長を表敬訪問し、激励を受けました。
<写真>開講式に出席した荒木理事(前列左から3番目)や研修生ら
【本件問い合わせ先】
国際センター事務室 TEL: 086-251-7044
(12.07.18)