本学文学部3年の伊藤けいさんが、宮崎県延岡市・市教委が全国公募している「第13回若山牧水青春短歌大賞」で最高賞の青春短歌大賞を受賞しました。他にも、文学部1年の松原真帆さん、同学部3年の佐伯美月さん、中西絵里奈さんが佳作を受賞。本学学生の大賞受賞・入賞は3年連続となります。
大賞に選ばれた伊藤さんの作品は「『101哲学理論』のあたりより本のにおいす雨の図書館」。伊藤さんは「いつも利用する図書館で、雨の日にふと感じた雰囲気の違いを素直に詠んだ」と話しており、着眼点のユニークさが審査でも高く評価されました。
また佳作を受賞した3人の作品は、松原さんが「学食のアルバイトの昼『かけ』『かけ』『おろし』『ぶっかけ』『冷麺』…注文しないで」、佐伯さんが「妹と暮らし始めて二週間『早く起きて』が母の口調に」、中西さんが「『片陰』とはこんな日陰か夏の午後いつもの猫がいつもの路地に」。松原さんは慣れないバイトに四苦八苦した経験をそのまま言葉にし、中西さんは俳句をたしなんだ経験から「片陰」という夏の季語を元にイメージをふくらませ作品にしました。
4人は短歌をテーマにした文学部の講義「言語表現論」を受講。受講者は毎年、講義を通じて創作した作品を同賞に応募しています。今年度の同賞には小学生から一般まで全国から2万3463首の作品が寄せられ、伊藤さんの作品を含む3首が大賞に。伊藤さんは3月9日に延岡市で開催された表彰式に出席し、若山牧水生家なども見学しました。
第13回若山牧水青春短歌大賞:
http://www.city.nobeoka.miyazaki.jp/display.php?cont=120416091655
【本件問い合わせ先】
社会文化科学研究科等事務文学部教務担当
TEL:086-251-7370
(13.03.28)