本学は4月1日、大学院自然科学研究科に光合成研究センター(Photosynthesis Research Center)を設置し、11日、看板上掲式を行いました。太陽光を利用する基盤研究を体系化し、世界的な教育研究の拠点化を目指します。
本学の光合成研究には長い歴史があり、光合成における光エネルギー変換に関する研究で世界的な業績を上げた本学名誉教授の藤茂宏博士や佐藤公行博士ら、世界的に著名な研究者を輩出。沈センター長の光化学系Ⅱタンパク質の構造解析に関する研究成果は、アメリカの国際科学雑誌Scienceの2011年に得られた画期的な10の科学成果、「Breakthrough of the Year 2011」 の一つに選ばれています。
上掲式では、森田潔学長が「本センターが、リサーチ・ユニバーシティである岡山大学の核となり、自然光合成から人工光合成への革新を引き起こす拠点となるよう、全学を挙げて取り組んでいく」とあいさつ。沈建仁センター長(自然科学研究科教授)は「国内外の研究者と連携して世界最先端の研究を行い、研究成果の社会実装に尽力したい」と力強く述べました。山本進一研究担当理事や妹尾昌治自然科学研究科長、山本洋子資源植物科学研究所長、教職員ら約50人も参加し、開所を祝いました。
本学での過去のニュース記事はこちら
光合成研究センターの設置目的等はこちら
学長あいさつの全文はこちら
センター長あいさつの全文はこちら
【本件問い合わせ先】
自然科学研究科附属光合成研究センター センター長 沈建仁
TEL:086-251-8502
(13.04.18)