世界で通用するリサーチ・ユニバーシティを目指して4月18~28日、本学の山本進一研究担当理事らが分子生物学分野で世界トップレベルの米ノースウエスタン大学やコンピューターや遺伝子工学産業 のイノベーション(革新)の拠点であるカリフォルニア州のシリコンバレーなどを訪問しました。世界的な研究機関の実情や産官学連携について調査し、本学における海外研究情報の迅速な把握と海外への情報発信について検討します。
今回の視察では、分子生物学に関する最先端の研究について、ノースウエスタン大学アン・ロバート小児病院シカゴ研究センターで情報収集。同所長のヘンドリックス博士とマウスのiPS細胞からがん幹細胞のモデル作成に世界で初めて成功した本学の妹尾昌治自然科学研究科長らが再生医療技術について活発に議論しました。シリコンバレーの中心、サンノゼ市では国際部門のヘッジス担当官 と研究分野における国際交流について会談。本学と大学間協定を締結しているサンノゼ州立大学の研究施設を視察しました。
シカゴで開催された医薬品や医療技術などバイオ関連製品の展示を行う世界最大のバイオイベント「2013 BIO International Convention(BIO2013)」で、世界の企業動向や市場を調査。視察には山本理事、妹尾研究科長のほか、シリコンバレー駐在の千田一貴知的財産本部特任教授も参加しました。
BIO2013には、本学発の創薬ベンチャー企業桃太郎源株式会社も出展。本学大学院医歯薬学総合研究科の公文裕巳教授らが開発中の新規「がん抑制遺伝子REIC/Dkk-3」による創薬の研究成果を発表し、研究者や企業家から注目を集めました。
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(13.05.09)