国立大学法人 岡山大学

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「難治固形がんに対する遺伝子治療」キックオフシンポジウムを開催

2013年09月06日

 本学ナノバイオ標的医療イノベーションセンター(ICONT)は9月1日、岡山大学機能強化戦略プロジェクト「難治固形がんに対する遺伝子治療」のキックオフシンポジウムを岡山市内で開催しました。
 加藤勝信内閣官房副長官が、日本の健康・医療戦略における研究開発の司令塔となる日本版NIH構想*の最新情報について講演。大学院医歯薬学総合研究科教授の公文裕巳ICONTセンター長らが、がん治療遺伝子REICの開発コンセプトと臨床研究の現状について報告し、産・官・学・民の約120人が熱心に聴講しました。
 政府が「日本再生戦略」と「健康・医療戦略」を推進する中、本学は文部科学省の「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学)」と厚生労働省の「臨床研究中核病院」に選定され、医療イノベーション創出に最適な土壌を有しています。同プロジェクトは、がん治療遺伝子REICによる『自己がんワクチン化療法』の臨床試験対象を前立腺がんから複数の難治固形がんに拡大し、多種類の難治固形がん克服が期待されるREIC遺伝子の臨床応用を推進。日本発の革新的医薬の実用化を目指します。
 本学は、これからも医療イノベーションの担い手となるべく、医療先進県岡山から日本発の革新的がん治療薬の創出を目指します。

日本版NIH構想*:最先端の医療分野開発のため、アメリカの国立衛生研究所(National Institutes of Health)の研究開発システムに倣った日本版国立衛生研究所(日本版NIH)を創設しようとする日本政府の構想。

岡山大学ナノバイオ標的医療イノベーションセンター(ICONT):
//www.okayama-u.ac.jp/user/icont/

【本件問い合わせ先】
ナノバイオ標的医療イノベーションセンター(ICONT)
TEL:086-235-7548

(13.09.06)


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