本学は、4人の研究者がオムニバス形式で研究成果を分かりやすく説明する東京都中央区の連携講座「自然科学の最前線」を開講することになり、初回の11月8日、築地社会教育会館(東京都中央区)で本学の山本進一研究担当理事が「多様な木と森」と題して講演しました。
山本理事は長年、森林科学分野で研究しており、本講座では樹木の特性や日本と世界の森林植生について講演。樹木の長さや重さ、高さといった点から「世界一」の植物を紹介するなど、具体例を交えて話しました。受講者は、メモをとったり、いくつかの「世界一」の植物が特定の地域に存在している理由について質問するなど熱心に聴講していました。
「自然科学の最前線」は、東京都中央区が実施する生涯学習のための「中央区民カレッジ・まなびのコース」に、本学が初めて参加して設けた連携講座。自然科学分野における本学のトップ研究者が、市民に興味深い内容の講演を行い、約50人が受講しています。東京における本学の知名度を上げようと、本学の研究推進産学官連携機構と東京サテライトオフィスが担当しています。
今後の開催予定は以下のとおり
第2回11月15日(金)
大学院自然科学研究科 高田潤特任教授「備前焼の緋襷模様と備中吹屋ベンガラの赤色に潜むナノの世界」
第3回11月22日(金)
大学院環境生命科学研究科 神崎浩教授「日本が世界に誇る発酵技術による『もの作り』」
第4回11月29日(金)
大学院自然科学研究科 妹尾昌治教授「iPS細胞から作るがん細胞」
【本件問い合わせ先】
研究推進産学官連携機構 研究推進本部TEL:086-251-7112
東京サテライトオフィス TEL:03-6225-2905
(13.11.12)