本学大学院環境生命科学研究科有機機能材料学講座の高口研究室とリサーチ・アドミニストレーター(URA)執務室は、次世代シーズ・ニーズ創出を探るとともに、未来について多様な立場から解決すべき問題を提起し、少人数での活発な対話を通してより良い未来を実現する解決策を構築する「第9回フューチャーセッション(Future Session)」を11月12日、本学環境理工学部棟で開催しました。
信州大学の藤森利彦准教授が、「ナノ空間内における一次元結晶の合成 〜擬高圧光反応による機能デザインをめざして〜」と題して講演。炭素が作るナノ空間を利用して、今までにない革新的材料を創出する可能性について対話材料を提供しました。セッションに参加した研究者や学生らは、同研究科の高口豊准教授をファシリテーターに、炭素材料をいかにして革新的イノベーションや高付加価値産業の創出につなげるかについて、熱心に対話を繰り広げました。
本学が炭素材料で独自開発を進めている「アドバンスドナノカーボン(ANC)」*は、世界に対して強みのある研究分野のひとつで、文部科学省の「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」にも採択されています。
本学では、今後も「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」につながる積極的な研究推進・研究力向上を精力的に行っていきます。
本セッションは、今年度本学が採択された文部科学省のCOI STREAM「大学等シーズ・ニーズ創出強化支援事業(イノベーション対話促進プログラム)」の一環で実施されました。
アドバンスドナノカーボン(ANC)*:岡山大学が独自に研究開発を進めている、新機能を付加しナノスケールから構造を制御した炭素材料のこと。
※過去3回の岡山大学フューチャーセッション
第6回テーマは「新規治療法」はこちら
第7回テーマは「革新的発電法」はこちら
第8回テーマは「数理科学」はこちら
【本件問い合わせ先】
環境生命科学研究科 准教授 高口豊
TEL:086-251-8903
(13.11.15)