国立大学法人 岡山大学

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アフリカ地域の教員が小学校で授業 岡山大で指導法学ぶ

2014年07月23日

 教育の質を向上させるため、本学で研修を受けているアフリカ地域の教員が7月17日、本学教育学部附属小学校に来校。これまで学んだ成果を生かして、6年生(3クラス)に、理科と算数の授業を行いました。
 ザンビア、ガーナ、タンザニアの3カ国の小学校教諭ら10人が訪問。6年ろ組(生徒数34人)の理科の授業では、ガーナ出身のグマー・イヌサー教諭(43)が、食塩水の体積の求め方を指導しました。
 グマー教諭は通訳を通して、「40グラムの水に4グラムの塩を混ぜると、いくらになりますか」と問いかけ。子どもたちはビーカーやメスシリンダーを使って体積を測定し、グラフを作成しました。
 「実際に指導してみると、時間配分が難しかった。研修で学んだ知識を同僚に伝えたい」と、グマー教諭は話していました。
 10人は6月上旬に来岡。本学大学院教育学研究科の喜多雅一教授らから指導を受けながら、子どもに考えさせる授業づくりを学習しています。7月下旬には、研修成果をまとめた資料を作る予定で、研修後は母国の教諭に指導法を広めます。
 同事業はJICA(国際協力機構)から委託を受けて、2010年から年2回実施しています。

【本件問い合わせ先】
大学院教育学研究科 喜多雅一教授
TEL:086-251-7634

(14.07.23)

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