本学は9月26日、農林水産省(東京都千代田区)で、動物医薬品開発企業との技術意見交流会を開催しました。
本学は、農林水産省「革新的技術創造促進事業(異分野融合共同研究)」の研究拠点を担っており、農林畜産分野で今までにないウイルス対策の技術開発を進めています。交流会では、拠点研究代表を務める本学大学院自然科学研究科(工学系)の世良貴史教授が、「先導・革新的人工核酸結合タンパク質を用いたウイルス不活性化技術の確立と社会実装」と題して、RNAウイルスを認識する人工RNA結合タンパク質デザイン法の確立や抗インフルエンザタンパク質製剤の開発などについて講演。参加した動物医薬品開発企業の関係者らとともに、より効率的な技術開発や社会実装の進め方について熱心に議論しました。
本学は、平成25年8月に文部科学省が全国の大学・研究機関から選定した、「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)の一つであり、「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」としての高い研究力を有しています。この高い研究力を社会実装に結びつけるには、企業などとの連携が必要不可欠となります。今後も本事業において多種多様な幅広い企業の参画を募るとともに、農林畜産分野や社会を革新する研究開発を精力的に推し進めていきます。
「革新的技術創造促進事業(異分野融合共同研究)」の研究拠点における研究概要等について(農研機構生物系特定産業技術研究支援センター):http://www.naro.affrc.go.jp/brain/ibunyakyodo/news/2014/053183.html
【本件問い合わせ先】
大学院自然科学研究科(工学系)教授 世良貴史
TEL:086-251-8194
(14.10.08)