本年度の経済学部特殊講義「現代地方自治経営論」の第1回目が10月3日、津島キャンパスであり、岡山市の大森雅夫市長が講義を行いました。
大森市長は、日本が直面するさまざまな課題の解決には、「流れを見る魚の目」、「一つ一つを細かく見る虫の目」、「全体を俯瞰する鳥の目」の3つの視点が重要であることを強調。同市が抱える課題については「少子高齢化・人口減少社会への対応として、都市機能の集積や公共交通機関の整備などが急務」とし、具体的な事例を題材に、解決のための政策を説明しました。
12月にJR岡山駅前に出店予定の大型ショッピングセンターに対応したインフラ整備の進行状況や、11月に市内で開催されるユネスコ世界会議を通じて、岡山の魅力を世界にアピールすることの重要性について語りました。
最後に学生に対し、「広い視野を持って、多くのことにチャレンジしてほしい」と、激励の言葉を送りました。
経済学部の3、4年生ら約250人が聴講。学生からは、「理想論だけではなく、課題への具体的な解決策も提示した説明であったので、非常にわかりやすかった」、「岡山の住民の意識について、新たな発見があった」といった感想が寄せられました。
【本件問い合わせ先】
大学院社会文化科学研究科教授 吉田周邦
TEL:086-251-7559
(14.10.09)