本学大学院医歯薬学総合研究科システム生理学分野の松浦宏治講師が、「第1回バイオサイエンスグランプリ」のロート製薬賞を受賞しました。
　同グランプリは、バイオ・ヘルスケア分野の研究成果をもとに、事業を起こそうとする熱意ある研究者、起業家の発掘を目的に、株式会社リバネス（東京）が本年度からスタートさせました。同分野の研究をベースとするビジネスプランを競うコンテストで、松浦講師は「精子数と運動性を簡単に検査できる試験紙デバイス」とそのビジネスモデルを提案。最終選考（1月25日）に残った9チームから同賞に選ばれました。
　今後は、試験紙デバイスの全世界での普及を目指します。普及すれば、男性不妊のリスクがあるかを安価で簡単に調べることができ、より不妊について認識が高まることが期待されます。
　松浦講師は「受賞を励みに、革新的な試験デバイスの開発と社会実装を着実に進めるとともに、岡山大学が研究の量、質ともに世界で存在感を示すリサーチ・ユニバーシティ（研究大学）となるように努めたい」と話していました。

第1回バイオサイエンスグランプリ：https://lne.st/2015/01/26/604/

【本件問い合わせ先】
大学院医歯薬学総合研究科　講師　松浦宏治
TEL：086-251-8610

(15.02.22)