本学は2月25日、本学の強みである医療系分野の研究成果について、革新的な基礎研究や臨床現場、医療産業等に結びつく成果を英語で情報発信するWebレター「Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU)」をVol.7を発行しました。
2012年より本学では、研究成果や知的財産活動などを英語で情報発信するWebマガジン「Okayama University e-Bulletin」を年4回発行。国際科学雑誌「Science」を扱うAAAS(米国科学振興協会)のメーリングリストを利用し、世界の研究者等にニュースやトピックスを交えて配信し、本学の海外への情報発信を強化と国際的知名度の向上を推進しています。
OU-MRUは、e-Bulletinの姉妹誌として、強みある医療系分野の更なる増強と本学研究者が同分野で発表したイノベーティブな研究成果を世界にタイムリーに発信するために発行。
本号では、大学院医歯薬学総合研究科消化器外科学分野の藤原俊義教授らのがん細胞を選択的に殺傷する遺伝子改変ウイルス製剤「テロメライシン」を用いて、消化器がんのリンパ節転移を低侵襲的に完全に消去する新たな治療法を開発した研究成果について紹介しています。
本学は、昨年8月に文部科学省がわが国のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために全国の大学・研究機関から選定した、「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)です。世界で研究の量、質ともに存在感を示す「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」の構築のため、強みある分野の国際的な情報発信を力強く推進していきます。
なおOU-MRUは、文部科学省「研究大学強化促進事業」の一環として実施されています。
Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU) Vol.7:Anticancer virus solution provides an alternative to surgery
<Back Issues>
Vol.1:Innovative non-invasive ‘liquid biopsy’ method to capture circulating tumor cells from blood samples for genetic testing (大学院医歯薬学総合研究科(医学系)藤原俊義教授)
Vol.2:Ensuring a cool recovery from cardiac arrest (大学病院集中治療部 武田吉正准教授)
Vol.3:Organ regeneration research leaps forward (大学病院腎臓・糖尿病・内分泌内科 喜多村真治講師)
Vol.4:Cardiac mechanosensitive integrator (大学院医歯薬学総合研究科(医学系)片野坂友紀助教)
Vol.5:Cell injections get to the heart of congenital defects (大学病院新医療研究開発センター再生医療部 王英正教授)
Vol.6:Fourth key molecule identified in bone development (歯学部先端領域研究センター 青山絵理子助教)
<参考>
Okayama University e-Bulletin://www.okayama-u.ac.jp/user/kouhou/ebulletin/
【本件問い合わせ先】
総務・企画部企画・広報課
TEL:086-251-7293
E-mail:[email protected]
(15.03.04)