学都モデルとしてストラスブールを研究している本学地域総合研究センターは5月15日、地方創生&学都シンポジウム「最新のフランスまちづくりを岡山の地方創生に活かす」を開催しました。
シンポジウムでは、日仏異文化マネジメントコンサルタントで、「ストラスブールのまちづくり」の著書でもあるヴァンソン藤井由実さんが基調講演。都市と大学が一体となって進んだ都市交通政策で「人が住みたくなるようなまちづくり」を20年以上前から一貫して推し進め、今やフランスを代表する環境都市として“地方創生”を実現してきたストラスブール市について、まちの活性化を実現した取り組みや背景などを紹介しました。
同センターの岩淵泰助教が、大学改革の観点からストラスブールの行政や経済界と一体となった学生のための特色のある大学づくりについて講演したほか、高岡敦史・教育学研究科講師が、ストラスブールと比較した岡山市におけるスポーツ振興のあり方について発表。同センターの三村聡教授は、伝統美とモダンな美が融合した建築を活かしながら、機能的で低所得者層対策まで見据えているストラスブールの都市交通政策と、本学での学都研究の展開について紹介しました。
大学や、行政、企業の関係者、一般参加者ら約100人が聴講し、荒木勝・社会貢献・国際担当理事から来年度、ストラスブールから講師を招いての国際学都シンポジウム開催についても紹介がありました。
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地域総合研究センター
TEL:086-251-8416
(15.05.20)