本学は8月5日、本学の強みである医療系分野の研究成果について、革新的な基礎研究や臨床現場、医療産業等に結びつく成果を英語で情報発信するWebレター「Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU)」をVol.13を発行しました。
2012年より本学では、研究成果や知的財産活動などを英語で情報発信するWebマガジン「Okayama University e-Bulletin」を年4回発行。国際科学雑誌「Science」を扱うAAAS(米国科学振興協会)のメーリングリストを利用し、世界の研究者等にニュースやトピックスを交えて配信し、本学の海外への情報発信を強化と国際的知名度の向上を推進しています。
OU-MRUは、e-Bulletinの姉妹誌として、強みある医療系分野の更なる増強と本学研究者が同分野で発表したイノベーティブな研究成果を世界にタイムリーに発信するために発行。
本号では、大学院医歯薬学総合研究科(歯学系)生体材料学分野の松本卓也教授らが世界ではじめて体外で生体組織成長を促進するゲル材料の開発に成功した研究成果について紹介しています。
本学は、平成25年8月に文部科学省がわが国のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために全国の大学・研究機関から選定した、「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)です。世界で研究の量、質ともに存在感を示す「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」の構築のため、強みある分野の国際的な情報発信を力強く推進していきます。また、強みある医療系分野から生み出される成果を社会や医療現場が求める革新的技術としてより早く届けられるように研究を推進していきます。
なおOU-MRUは、文部科学省「研究大学強化促進事業」の一環として実施されています。
Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU) Vol.13:Peptide directs artificial tissue growth
<Back Issues:Vol.5~Vol.12>
Vol.5:Cell injections get to the heart of congenital defects (大学病院新医療研究開発センター再生医療部 王英正教授)
Vol.6:Fourth key molecule identified in bone development (歯学部先端領域研究センター 青山絵理子助教)
Vol.7:Anticancer virus solution provides an alternative to surgery (大学院医歯薬学総合研究科(医学系)藤原俊義教授)
Vol.8:Light-responsive dye stimulates sight in genetically blind patients (大学院医歯薬学総合研究科(医学系)松尾俊彦准教授、大学院自然科学研究科(工学系)内田哲也准教授)
Vol.9:Diabetes drug helps towards immunity against cancer (大学院医歯薬学総合研究科(医学系)鵜殿平一郎教授)
Vol.10:Enzyme-inhibitors treat drug-resistant epilepsy
(大学院医歯薬学総合研究科(薬学系)井上剛准教授)
Vol.11:Compound-protein combination shows promise for arthritis treatment (大学院医歯薬学総合研究科(歯学系)窪木拓男教授)
Vol.12:Molecular features of the circadian clock system in fruit flies (大学院自然科学研究科(理学系)吉井大志准教授)
<参考>
Okayama University e-Bulletin://www.okayama-u.ac.jp/user/kouhou/ebulletin/
【本件問い合わせ先】
広報・情報戦略室
TEL:086-251-7293
E-mail:[email protected]
(15.08.05)