独立行政法人日本学術振興会（JSPS）が実施している「特別研究員等審査会専門委員（書面担当）」の表彰者の発表が8月5日に行われ、本学から大学院自然科学研究科（理学系）の石野宏和准教授が選ばれました。
　本表彰制度は、JSPSが行う研究者の養成・確保を目的とした特別研究員事業において、その特別研究員の選考に関するものです。特別研究員の審査は、専門的見地から3段階で行われますが、第1段の書面審査は、すべての審査の基盤となるものであり、その質を高めていくことが大変重要です。今回、この書面審査において審査を行った約1,600人の専門委員のうち、表彰対象となる任期2年目の約600人の中から114人が選ばれました。
　石野准教授は「私が特別研究員のときは、審査をする側になるとは夢にも思いませんでした。沢山の若い優秀な研究者の卵を目の当たりにし、うかうかしていられないと研究への緊張感がさらに高まりました」と話していました。
　本学は、平成25年8月に文部科学省が日本のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために全国の大学・研究機関から選定した「研究大学強化促進事業」の選定大学（国内19大学）の一つであり、「リサーチ・ユニバーシティ（研究大学）：岡山大学」としての高い研究力を有しており、今後も我が国の科学技術を支える人材の育成のさらなる増強に力を入れていきます。
　なお、本学では平成23年度に山下敦子医歯薬学総合研究科教授が、平成25年度には、神崎浩環境生命科学研究科長・教授と高井和彦自然科学研究科教授が同表彰を受賞しています。

平成26年度特別研究員等審査会専門委員（書面担当）表彰者一覧：https://www.jsps.go.jp/j-pd/data/senmon_hyosholist/h26hyosholist.pdf

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(15.09.25)