より良い医療の提供や医学研究の推進・向上に寄与することを目的として、岡山大学病院は、検体や付随する診療情報の保管管理、解析を行う新たな組織「岡山大学病院バイオバンク」(岡大バイオバンク)を本年度から設立。ロゴマークを作成しました。
ロゴマークのコンセプトは、DNA(遺伝子)の立体構造をモチーフに、継続性(次世代への医療)、発展性(未来への懸け橋)、連携性(他病院、医師、患者)。またフォルムやカラーによって、優しさや患者への安心感を表現しています。
岡大バイオバンク事務局代表責任者を務める本学大学院医歯薬学総合研究科(医学系)臨床遺伝子医療学講座の豊岡伸一教授は、「ロゴマークに込められたコンセプトを大切にしつつ、岡大バイオバンクが設置目的を果たすコア組織としての役割を担えるよう、アカデミアや産業界をはじめとする皆さんとともに育成していきたい」と話しました。
本学大学病院は、国際水準の臨床研究や医師主導治験の中心的役割を担う「臨床研究品質確保体制整備病院」(全国10病院)に選定されています。大学院医歯薬学総合研究科では基礎研究から臨床応用にいたる橋渡し研究(トランスレーショナル・リサーチ)を精力的に実施しています。また本学は、平成25年8月に文部科学省が日本のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために全国の大学・研究機関から選定した、「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)であり、世界で研究の量、質ともに存在感を示す「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」を目指しています。岡大バイオバンクでは、これら強みある事業との密な連携を行いつつ、本学から世界の医療・研究を常に先導し、人類の健康寿命の延伸に全力で貢献していきます。
【本件問い合わせ先】
岡山大学病院バイオバンク事務局
TEL:086-235-6029
(15.09.28)