本学の森田潔学長が4月25日、内閣府が進めている「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」の行動宣言に賛同しました。
この行動宣言は平成26年3月、首相官邸で「輝く女性応援会議」を開催し、各地域・分野で、輝く・輝こうとする女性たちを応援していくムーブメントがスタートしたことに端を発しています。同年6月には、これまで女性の活躍に積極的に取り組んできた各界の男性リーダーが集まり、具体的な活動指針を定めた「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言を策定・公表しました。行動宣言では「自ら行動し、発信する」「現状を打破する」「ネットワーキングを進める」の三つの柱があり、男性リーダーがさまざまな女性の意欲を高め、その持てる能力を最大限発揮できるよう、具体的に取り組んでいくことを宣言しています。
今回の行動宣言の賛同には、岡山県・市の自治体、企業のリーダーらも賛同しており、岡山の地を挙げて「輝く女性の活躍」を加速することになります。今後、これまでの取り組みだけではなく、行動宣言など国の政策ともさらに密に連携し、かつ実行性のある取り組みを他地域に先駆けて取り組めるようにします。
本学では、平成21年1月に多様な職員が持つ力を最大限発揮することができるようにするために「ダイバーシティ推進本部」を設置し、同年10月には「岡山大学ダイバーシティポリシー」を策定しています。同推進本部男女共同参画室では、大学におけるダイバーシティ推進にとって欠くことができない理系分野での女性研究者の増加、さらに上位職における女性比率の増加を図るために、女性教員の雇用、女性研究者のサポート体制整備、意識啓発・広報活動などに取り組んでいます。本学は、平成27年度文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ事業(特色型)」の採択を受け、今後さらに質の高い女性研究者の雇用・育成と、その持続性を図る仕組みを構築するなど、ダイバーシティ推進体制の構築を目指しています。
同推進本部次世代育成支援室では、本学が子育てをしやすい組織になるように積極的に環境整備を整えていくとともに、産学官が密に連携した支援の一つとして、普段はなかなか伝えることのできない親への感謝の気持ちを伝える論文コンクール「仕事を続けてくれてありがとう -子から親へのエール-」の実施なども行っています。
「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言(内閣府): http://www.gender.go.jp/policy/sokushin/male_leaders.html
岡山大学ダイバーシティ推進本部男女共同参画室:
http://okayama-u-diversity.jp/gender-equality-room/
【本件問い合わせ先】
ダイバーシティ推進本部 男女共同参画室
TEL:086-251-7303
(16.05.11)