本学大学院教育学研究科の瀬田幸人教授が、ブラジル・リオデジャネイロで8月5日に開幕するリオ五輪において、卓球競技の競技役員に選出され、レフェリー代理（副審判長）として参加します。瀬田教授は「オリンピックのレフェリーチームに選ばれて光栄です。スムーズな試合進行や公平なジャッジについての判断のほか、用具や服装面にも気を配りたい」と意気込みを語りました。
　レフェリー代理は、レフェリー（審判長）とともに、世界中から選り抜かれた26人の審判員を統括。選手が使用する用具や服装をチェックするほか、選手と審判員がもめた場合に最終的な判断を下すという重要な職務を担っています。リオ五輪では、レフェリー1人とレフェリー代理4人が世界の5つの地域（ヨーロッパ、北アメリカ、ラテンアメリカ、アジア、オセアニア）から1人ずつ抜擢され、瀬田教授がアジア代表に選出されました。
　瀬田教授は2011年、シンガポールにおいて世界的に難しい国際レフェリーの資格試験に合格。北京五輪（2008年）では審判員を務めました。さらに、世界選手権ドルトムント大会（2012年）をはじめ、ジャパンオープン荻村杯や女子ワールドカップなど数多くの国際大会にレフェリーやレフェリー代理として参加しています。今回のレフェリー代理のアジア代表としての抜擢は、これらの実績が評価されたものと思われます。
　瀬田教授は8月2日、事前の打ち合わせのためリオデジャネイロに向けて出発。男子・女子シングルス、団体のレフェリー代理を務め、8月19日に帰国予定です。

卓球競技役員一覧表（国際卓球連盟）：http://www.ittf.com/_front_page/ittf4.asp?category=urc
Games of the XXXI Olympiad - Rio de Janeiro 2016 Table Tennis Umpires and Referees

【本件問い合わせ先】
　大学院教育学研究科　教授　瀬田　幸人　　　　　　　　　
　TEL： 086-251-8521, 7584

(16.07.29)