文科省の「大学の世界展開力強化事業」に採択決定
2016年09月20日
文部科学省の平成28年度「大学の世界展開力強化事業~アジア諸国等との大学間交流の枠組み強化~」の審査結果が9月16日に公表され、本学が申請した「東アジア高等教育圏を見据えた中核的高度実践人=アジアンクラット育成プログラム」が採択されました。
本プログラムでは、岡山大学(日本)、吉林大学(中華人民共和国)、成均館大学校(大韓民国)の3大学が、ダブル・ディグリー制度、ジョイント・ディグリー制度、大学院連携、短期留学制度等の教育連携推進のほか、セミナー、カンファレンス、シンポジウムの開催を通して、東アジア(日中韓)における中核的高度実践人の育成をすることを目的としています。事業実施期間は平成28~32年度の5年間。日本人学生を290人派遣し、290人の留学生を受け入れる予定です。
本学は平成23~27年度、「キャンパス・アジア」パイロット事業で、岡山大学、吉林大学、成均館大学校の3大学で「共通善」をキーワードとした東アジア型グローバル教養教育システムの構築、単位互換、ダブル・ディグリー協定の締結と実施などを通じて、600人近くの学生交流を行ってきました。
今回採択された本プログラムでは、「キャンパス・アジア」パイロット事業の基礎に立って、引き続き学生の高いモビリティを実現するとともに、東アジアの発展に資する専門的知識・能力を備え、「就職力」の高い人材を育成。3校が東アジアの次世代を担うアジアンクラットの育成拠点、国際人材交流ネットワークの拠点となることを目指します。
中核的高度実践人(アジアンクラット):
東アジアを含めたアジア全域で活躍する次世代中核的専門職業人。
・母国語以外に英語プラス地域言語を運用する能力がある人材
・人文社会学系、自然科学系、医歯薬学系などの所属に応じた専門的知識・能力を有する人材
・国際的な視野を持ち、地域固有の文化に精通し、アジア各国の深い伝統的な教養を理解するとともに、常に理解の深化に務める人材
・将来の東アジアを産学官各分野で担うことのできる人材
申請・採択状況一覧及び採択事業一覧(※独立行政法人日本学術振興会ウェブサイトへリンク)
http://www.jsps.go.jp/j-tenkairyoku/kekka.html
大学の世界展開力強化事業~アジア諸国等との大学間交流の枠組み強化~(概要)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/28/09/__icsFiles/afieldfile/2016/09/09/1376892_01.pdf
<お問い合わせ先>
グローバル・パートナーズ留学交流課
TEL: 086-251-7079
(16.09.20)