岡山大学は3月23日、高齢者医療・在宅医療・緩和医療・介護福祉医療等の充実および産業と社会の発展に寄与することを目的に、SOMPOホールディングス株式会社と包括的連携・協力に関する協定を締結しました。
調印式は、東京のSOMPOホールディングス本社で行われ、本学から森田潔学長、那須保友大学院医歯薬学総合研究科長、松岡順治大学院保健学研究科教授が出席。櫻田謙悟グループCEO取締役社長と森田学長が協定書にサインしました。
SOMPOホールディングス株式会社は、2015年度に介護事業に本格参入し、「世界に誇れる豊かな長寿国日本」の実現への貢献、日本で最も信頼される介護ブランドの構築を目指しています。本学は、医学部保健学科及び大学院保健学研究科において、介護・医療の現場を支える看護師等の医療人材を育成しています。また、国際水準の臨床研究を実施する岡山大学病院において、健康長寿社会の実現を目指しています。
両者は、障害や疾患に起因する痛みやその他の苦痛により十分な介護サービスを受けることのできない高齢者や、最後まで住み慣れた自宅で暮らすことを希望する多くの高齢者の生活の質を向上させるためには、高齢者医療、在宅医療、緩和医療等に求められる役割が今後益々大きくなると考えています。
今回の包括連携協定により、国が目指す地域包括ケアの実現に向けて、医療と介護の連携について研究を進めるとともに、介護・医療の現場で必要とされる人材の育成等を連携して行い、障害や疾患のある高齢者が、安心して医療・介護サービスの提供を受けられる社会の実現を目指していきます。
【本件問い合わせ先】
大学院保健学研究科
教授 松岡順治
TEL: 086-235-6502
(17.03.27)