本学は、アメリカ・ミシガン州デトロイト市にあるウェイン州立大学との国際共同研究の強化推進を目的として「岡山大学・ウェイン州立大学共同研究室(OU-SCEED)」をウェイン州立大学内に開設し、2月20~21日に開所記念シンポジウムを開催しました。
本学からは、山本進一理事・副学長(研究担当)、古矢修一副理事(研究担当)・URA、妹尾昌治副学長(国際連携大学院担当)・教授らが出席。本学におけるこれまでの教育研究活動とともに、国際共同研究戦略について、同大のケイト・ホイットフィールド(Keith Whitfield)統括副学長とステファン・ライナー(Stephen Lanier)研究担当副学長らと会談を行いました。
開所記念シンポジウムは、同大の産学連携拠点IBioセンターで行われました。はじめにライナー研究担当副学長がこれまでの本学との教育研究連携とともにOU-SCEED開所の経緯を説明。山本理事による本学の研究戦略についての講演や、妹尾副学長によるOU-SCEEDで主に取り組む「がん幹細胞研究」についての講演もありました。参加した研究者や産業界の関係者らは、研究内容や今後の共同研究の方針などについて熱心に議論を行いました。
21日には、同大のジャクリン・アサリアン(Jaclyn Assarian)国際室副室長とウェイン・ラスキンド(Wayne Raskind)学部長らと国際研究戦略の会談を行いました。
本学とウェイン州立大学は、2014年2月に大学間協定を締結し、これまでに医療・バイオ系の教育研究交流を行ってきました。同大学は、本学の約2倍の規模の教育研究施設を有する州立大学で、学生数は約3200人。そのうちの約2000人が世界中から集まっており、集中英語コースなどの日本人向けプログラムも用意されています。これら世界的にレベルの高い研究教育機関との実質的な連携を強化促進していくことで、本学の強みある分野の世界レベルの維持と更なる高みを戦略的に進めていきます。
なお、OU-SCEED開所記念シンポジウムは、本学が採択されている文部科学省「研究大学強化促進事業」の一環として実施しています。
【本件問い合わせ先】
岡山大学リサーチ・アドミニストレーター(URA)執務室
TEL:086-251-8919
(17.03.30)