7月3日、ルネスホール（岡山市北区内山下）で、「岡山芸術文化賞」の受賞式が行われ、本学の教育学研究科寄付講座「国吉康雄記念・美術教育研究と地域創生講座」（国吉講座）が準グランプリを、大学院社会文化科学研究科金関猛教授が地域貢献賞を受賞しました。式では、伊原木知事から受賞者に賞状と盾が手渡されました。
準グランプリに輝いた国吉講座は、「国吉康雄顕彰活動」のブランディングなどが評価されました。同講座の才士真司准教授は、「岡山出身の世界的アーティストである国吉康雄を題材に、大学が地域に入ることで、これまでにない市民や企業、団体間の結びつきが生まれている。地域の活性化に大学が果たす役割は大きく、期待されていると感じている」と受賞の喜びを話しました。
地域貢献賞は、長年にわたり県民文化の振興に顕著な功績のあった個人を顕彰する賞で、平成29年度に新設されています。金関教授は、能の先駆的な研究や講演等を通じた能や狂言の普及活動が評価されました。金関教授は、「自分が楽しんでやってきたことが評価されてうれしい。若い世代に能や狂言が根づいて欲しい」と話しています。
「岡山芸術文化賞」は、文化活動で優れた成果を収めた岡山ゆかりの個人・団体を岡山県が顕彰する賞で、平成11年度に創設され、今回で20回目となります。本学から同時に2組が受賞するのは、今回が初めてです。
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国吉講座と金関教授が岡山芸術文化賞を受賞
2019年07月05日