岡山大学と岡山県は3月19日、AI・IoT(モノのインターネット)・セキュリティ関連技術に関する共同研究を目指す企業と大学研究者らが集う「おかやまAI・セキュアIoT共創コンソーシアム(OASIS)」の設立総会を開催し、本コンソーシアムを発足させました。
本コンソーシアムは、岡山県「大学と連携した地域産業振興事業」の一環として立ち上がったものであり、AI・IoT・セキュリティ関連技術分野において共同研究を目指す企業と大学研究者などが集い、多面的な連携による共同研究の促進を図る「共創の場」を提供します。本学津島キャンパスに会員が利用できる「オープンラボ」を開設し、整備したGPGPU(General-purpose computing on graphics processing units; GPUによる汎用計算)やディープラーニング用のノートパソコンなどによる技術の検証や試作を可能にするほか、専門家を招いて定期的に勉強会を開催するなどさまざまな支援を行い、参画する企業と研究者による共同研究を促進して関連技術の高度化につなげることを目指します。なお、本コンソーシアムの会長には大学院自然科学研究科の高橋規一教授が指名を受けて就任しました。
本コンソーシアムには企業や大学など26機関・組織が参画しています。設立総会は、新型コロナウイルス感染症の国内での発生状況等を踏まえ、書面で開催し、コンソーシアムの運営に関する規約や規程、事業計画などについて審議、承認されました。
今後は、研究テーマごとに企業と大学の研究者がワーキンググループを結成し、共同研究に向けた検討を進めていく予定です。
○本コンソーシアムは随時参加可能です。ご関心のある方は下記の宛先までお問い合せください。
【本件問い合わせ先】
研究協力部研究協力課 機構支援グループ
TEL:086-251-8462
MAIL:oasis-info◎okayama-u.ac.jp
(@を◎に置き換えています。)
大学と企業が連携し研究開発を加速する「おかやまAI・セキュアIoT共創コンソーシアム(OASIS)」を発足
2020年03月25日