岡山大学経済学部は、交流のある江原大学(韓国)、シンガポール国立大学(シンガポール)、嘉義大学(台湾)の教員・学生を招き、12月3日に英語によるオンラインワークショップを開催しました。経済学部生39人を含む60人の参加がありました。
本学経済学部は2018、19年度と年間100人を超える海外留学・研修派遣生を送り出してきましたが、新型コロナウイルス感染拡大のため、2020年度の海外研修・留学は派遣、受入れ共に全て中止となっています。このような状況のなかで、学生に少しでも国際交流の機会をもってもらいたいと考え、経済学部国際専門委員会で本ワークショップを企画しました。
本学部の釣雅雄教授がコロナ禍の日本経済の現状についてプレゼンテーションを行った後、シンガポール国立大学のヘンドリック・マイヤーオーレ准教授、台湾・国立嘉義大学の李鴻文教授、韓国・国立江原大学の学生ペクスンヨプさんが、各国のコロナによる影響、大学の現状や感染対策について説明しました。
後半はZoomのブレークアウトルームを利用して、教員、学生全員が7つのグループに分かれ、"What was/is the biggest impact of the COVID-19 pandemic on your life?"、"How can we carry out international exchange during and after the COVID-19 pandemic?"という2つのトピックについて活発なディスカッションを行いました。最後に各グループから1人ずつ選ばれたプレゼンターがディスカッションのまとめを発表し、全体でシェアしました。参加者全員が立場や国境を越え、それぞれの経験を共有し、有意義な時間となりました。
日常生活の移動も制限されているなか、参加者全員がインターネットと英語を使用することで、2時間という短い時間ではありますが世界を身近に感じてもらうことができました。本学経済学部の学生たちもディスカッションに参加して意見を述べ、またファシリテーターやプレゼンターとしても英語の力を発揮しました。多くの学生が今後もこのような機会を望んでいることが感想からも読み取れ、本学経済学部ではこうした機会をさらに充実させていく予定です。
【プログラム】
< Opening remarks >
Prof Xingyuan ZHANG, Dean of Faculty of Economics, Okayama university
< Keynote speech >
・Japanese Economy During the COVID-19 Pandemic: Consumption, Trade and Policy
Prof Masao Tsuri, Faculty of Economics, Okayama University
・COVID-19 and NUS-Singapore
Associate Professor Hendrik Meyer-Ohle, Department of Japanese Studies, National University of Singapore
・The COVID-19 in South Korea
Mr Seungyeop Baek (Student, Kangwon National University
・Prevention and Control of COVID-19 at the National Chiayi University, Taiwan
Prof Hung-Wen Lee, Dean of College of Management, National Chiayi University
< Discussion >
Topic 1: "What was/is the biggest impact of the COVID-19 pandemic on your life?"
Topic 2: "How can we carry out international exchange during and after the COVID-19 pandemic?"
【主催】
岡山大学経済学部
【協力】
岡山大学キャンパスアジア事務局
【本件問い合わせ先】
大学院社会文化科学研究科(経済)
廣田 陽子(ひろた ようこ)
TEL:086-251-7550
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2020年12月21日