2020年12月20日、本学の寄付講座「おかやまIoT・AI・セキュリティ講座」 の企画により、IoTシステム開発者を目指す若者がIoTデバイスの作品づくりに挑戦するハッカソンを岡山市内で開催しました。
本ハッカソンは、学生や若手エンジニアを対象としたIoTシステム開発のスキルアップイベント「Web×IoTメイカーズチャレンジ2020-21 in 岡山」(主催:総務省中国四国通信局、協力:岡山大学など)の一環で開催。受講者は11月22、23日にWeb技術について学ぶ講習会を受講した後、その内容を生かし、計24人が6チームに分かれて作品制作に励みました。
作品のテーマは「コロナ禍を楽しむアイデア」。受講者らは約4週間の制作期間の中で、オンラインを中心に打ち合わせを行いつつ、ハードウェアを含めて一から開発を行いました。受講者には教育用のワンボードコンピュータを支給し、はんだ付けやその他工作に必要な器具を使いたい受講者は本学で作業を行ってもらったほか、各チームに本学の学生がチューターとして付くなど、補助や支援を行いながら進めました。
12月20日に行ったハッカソンは、新型コロナウイルス感染拡大を受け、受講者とチューターが会場に集まり、主催側がリモートで参加する形式で実施。作品の最後の仕上げを行った後、各チームの成果発表を行い、審査員が「ソフトウェア・ハードウェアの実装力」と「アイデアの独創性・ユースケースの有用性」、「無線の活用度」の観点から選んだ優秀作品を表彰しました。最優秀賞の中国総合通信局長賞に選ばれたTeam B「ばいきんまん」の作品「手洗いチェッカーTEGOSHI」は、距離センサー、水流センサー、Webカメラを駆使し、手洗いを効果的に行えているかを判定する作品で、幼稚園児や小学生が自ら進んで手を洗いたくなるように音声や画像エフェクトも工夫しており、完成度の高さが評価されました。体温測定機能付き非接触型インターホン「ポットパイ」を制作した、Team E「HOT PIPE」にも特別賞が贈られました。総務省中国総合通信局情報通信部情報通信連携推進課の小土井一洋課長のあいさつでハッカソンを締めくくりました。
○ハッカソン審査員(3人)
・岡山理科大学 工学部知能機械工学科 教授 赤木 徹也氏
・コニカミノルタ株式会社 IoT サービス PF 開発統括部 戦略推進部
グループリーダー 五寳 匡郎 氏
・一般社団法人 WebDINO Japan 代表理事 瀧田 佐登子氏
【本件問い合わせ先】
大学院自然科学研究科 教授 野上保之
TEL:086-251-8127
IoTシステム開発者を目指す若者がIoTデバイスの作品づくりに挑戦するハッカソンを、おかやまIoT・AI・セキュリティ講座の企画で開催
2021年01月13日