岡山大学病院は令和5年7月5日から、総合内科・総合診療科に「自己注射サポート外来」を開設しました。患者さん自身で注射を行う「自己注射」は、昨今の生物学的製剤による治療の広がりもあり、対象となる疾患が日々拡大しています。一方で、薬剤の専門性の向上とともに、患者さんに対する安全で確かな注射方法の指導が重要で、指導にあたる看護師など医療従事者の負担が大きくなっているという現状もあります。
今回設置した「自己注射サポート外来」では、自己注射の指導が可能な看護師、薬剤師を配置し、自己注射処方医からの依頼を受けて、自己注射の導入や継続における指導とサポートを行います。
同科で一括して管理することで、質やレベルに差のない安全な指導、自己注射に関わる医療者の育成、自己注射関連物品の共有化によるコスト削減などにつながり、患者さんにとっても職員にとってもメリットが大きいと考えます。
<詳しい内容について>
岡山大学病院に「自己注射サポート外来」を開設
<お問い合わせ>
岡山大学病院 総合内科・総合診療科
安田 美帆(助教)・本多 寛之(医局長)
大塚 文男(教授)
(電話番号)086-235-7342