岡山大学病院は9月5日から、総合内科・総合診療科内にパラアスリートのメディカルチェックを担当する専門外来「パラアスリートヘルスケア外来」を開設します。総合国際大会に出場するパラアスリートは年1回、日本パラスポーツ協会が指定する医師の診断書を作成する必要があります。診断書作成にあたり血液検査など様々な臨床検査を実施しますが、パラアスリートは中高年の選手や生活習慣病を有する選手もいて、内科的健診や診療が重要です。また、選手の障害や症状によっては、より多面的な評価や介入が必要になる場合もあります。
日本パラスポーツ協会公認パラスポーツ医の資格を持ち、2017年から日本肢体不自由者卓球協会のチームドクターを務める大野洋平助教(岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)瀬戸内(まるがめ)総合診療医学講座)が、今年度より本学に着任したことから、大野助教のこれまでの経験と当院総合内科・総合診療科の強みを活かして、中四国地域のパラアスリートのメディカルチェック(健康診断)に対応できる外来を開設することとなりました。当院に「パラアスリートヘルスケア外来」を設置することで、パラスポーツ界ならびにスポーツ医学発展への貢献が期待できると考えています。
<詳しい発表内容について>
岡山大学病院に「パラアスリートヘルスケア外来」を開設
<お問い合わせ>
岡山大学病院 総合内科・総合診療科
教授 大塚 文男 助教 大野 洋平
(電話番号)086-235-7342