岡山大学大学院社会文化科学研究科と仏・ストラスブール大学政治学院は7月8日、協力協定を締結しました。学生や研究者の交流、EUや東アジア共同体に関する共同研究を進めるとともに、両国の文化、科学の進歩や友好関係の強化にも寄与していきます。
ストラスブールは、人権裁判所や欧州議会があるEU統合の中心地の1つです。同学院との学術交流は、本研究科のEU研究に大きな刺激を与えます。また、東アジアの地域統合の可能性や問題点について教育研究している「東アジア国際協力・教育研究センター」が、欧州統合と東アジア共同体構想の比較研究を展開するためにも、非常に重要な意義があります。
同研究科で行われた調印式では、荒木勝研究科長とシルヴァン・シルマン学院長が協定書を交わしました。荒木研究科長は「同学院との交流を通じて、EUの現状について学ぶことができると同時に、学生に国際人として必要な教養を身につけさせることができる」、シルマン学院長は「EUの統合推進には、他地域の事例も研究し、それを生かすことが必要。東アジア共同体の研究を精力的に進める岡山大との協定は非常に有意義」と語り、それぞれが両者の連携による成果への期待を示しました。
写真:協定書に調印するシルマン学院長(右)と荒木研究科長
【本件問い合わせ先】社会文化科学研究科 TEL:086-251-7369
社会文化科学研究科と仏・ストラスブール大学政治学院が協力協定締結
2010年07月13日